一月七草の日。七草粥の準備をしておくなんてことは全く無く、七草抜きの素のお粥を朝食べて省略してすませた。
午前中はいい天気だったが午後から暴風雪のおそれありの予報がでていた。その予報通り午後から雪が降り始め、夜になって台風と同じような強い風の音が聞こえ始めた。ここ数年の間にこんな暴風でウチの防風林が、樹齢約50年の杉が二本も倒されたので気が気でない... のだが睡魔には抵抗できず布団に入ると超高速で睡眠状態に入り、夜中に一度トイレに起きてあとは朝までぐっすり。暴風雪であろうとほぼいつもどおりだ。幸いなことに今回の暴風雪ではうちの防風林を倒すまでには至らなかったようで朝窓の外を見たら杉の木が倒れて屋根が壊れていたなんてことはなかった。
これまで倒された二本の杉なんだけど、顕になったその根っこの浅い張り方を見てこんなんじゃ倒されてもしょうがないと思っていたけどこれにはちょっと理由があるらしい。種から育てた、種から根が生えて育った杉と違い、挿し木で増やした杉は地中深く伸びて地上部分の自身を支える強い根っこ「直根」が生えないで横方向に細い根が伸びるだけなのだという。そのため地上部分を支える力が弱いので強い風を受けて倒されることがあるとのこと。ウチの北と西を囲む防風林は親戚から杉の小さな苗を貰ってきたっていうもので、倒れた杉の根を見ると多分挿し木から育てたものなんだと思う。とするとこれからも夏の台風や冬の暴風雪で倒される可能性は大ありということだ。なんとかしないといけない。
倒れた杉の一本目は電動のチェーンソーで一人で運べる程度に切り刻んでなんとか片付けたけど、直径50センチ以上ありそうな木を細切れにするのは大変だった。
二本目の杉は未だ手つかず。一度仕事中にボンヤリしていてチェーンソーで左手に怪我をしたことがあるのであまりそれを使いたくないことと、ホームセンター系AC100Vチェーンソーのパワーじゃ大変だなぁと後回しにしていたんだけど、デカい長い杉の木を倒れたまま裏庭に放置していても誰も片付けてくれないし朽ち果てて土に帰るまでには早くても数十年かかるだろうからどうしたって自分で片付けるしかないか。AC100Vチェーンソーを使い倒して切り刻んで... もし壊れたらと思ってチラッとamazonを覗いてみたらエンジンチェーンソーが1万円前後からあるじゃないか。今使っている電動チェーンソーはいくらで買ったんだっけ、同じくらいじゃないか?もちろん安かろう悪かろうもあるだろうけどその程度の金額ならこの電動を壊れるまで使い倒してでも倒木処理を進めようかって気にもなるな。
春になって暖かくなったら始めようw その頃までには体力も回復して というか回復させて始めよう。
家を新築した約50年前にはなんの障害もなく奥羽山脈に沈む夕日も深く広がる星空も眺められたと思うけどその分風当たりは強かった。といっても記憶はおぼろで今の暴風雪と比べられるほどの確かな記憶はない。多少周りに建物が増えたけど風除けになるほどじゃなく光害が増えているだけかな。なので光害よけと兼ねて今後更に猛烈になることはあっても弱くなりそうにはない台風や冬の爆弾低気圧の暴風に直接さらされないための防風林... このあたりじゃ「えぐね」っていう防風林、屋敷林を多少は残したいから家に近すぎてヤバそうな杉を伐採して変わりの風除けになる植物を植えようと思う。